PROJECT

GPSアートを通して、新しい体験をより多くの人に

GPSでお絵かきする文化を創造することをミッションに、多様なフィールドで活躍してきました.

Yassanは、移動した記録をアートにする「歩く芸術家(roadscape artist)」です.
道路や建物が人間に与えた経験の結果となって具現化したように、彼の道程は、風景というコンテクストにおいて移動の経験をGPSログで具現化しています.

イギリスのランドアートは、特定の場所ともに、みずからの身体を道具として制作する重要性を唱えました。みずからの身体と自然がふれあい、その絡み合いのなかから「彫刻」が生まれるという概念です.
リチャードロングをはじめとしたランドアーティストたちは「自然と触れ合うことの精神性」を重視しました。大地や大気を畏敬し、それらと触れ合う行為をアートに昇華させました.

一方、Yassanは人の営みの帰結としてのランドスケープ=道路に着目しました.
道路や建物は、数百年数千年におよぶ人々の生活がレイヤーのように積み重なり、その結果の表象として現在のランドスケープがあります.その現在のランドスケープを用いて、その場で起きたの無象の営みも体験するための装置としてGPSアートをとらえています.
つまり、「地域の歴史文化を体験するため、気付きを促すためのツールとしてのGPSアート」と捉えています.移動することで何かを描くと同時に、地域の歴史文化に触れるきっかけにしています.風景をどのように解釈し、跡をつけ、「訪問」をリアレンジメントしたのかをご覧ください.

MUSEUM x YASSAN
PEACE x YASSAN
LOCAL x YASSAN